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推奨する学習法宝(学習資料):
補足:
蘊(うん)・処(しょ)・界(かい)の三科は本来有為法(ういほう)であるが、有為法には必ず相対があり、相対する法において縁を歴(へ)て境(対象)に対するごとに数々(しばしば)捨て離れ、それによって出離心(しゅつりしん)を発する。出離心とは何か?世間で言うような懶惰(怠惰)や消極的な心所ではなく、世間の種々の不善や悪業から出離して種々の法楽の心を発するゆえに出離心とするのである。心は本来有為であるが、心性である無為が心によって顕されるため、有為法である有漏(うろ)を出離し、転じて無漏無為に依るのである。ゆえに、世間の種々の士(主観)、器(環境)、業果(業の果報)はただ心の種子が現した境に過ぎず、これに執着すれば能く出離することはできない。しかし、仏法には本来、入門・中級・上級という区分はなく、学ぶ者が多聞薫習(多く聞き薫習すること)し、反復して閲覧するのに便宜を図るため、仮に施設(設定)したに過ぎない。
(以上はすべて、王穆提居士が仏法を薫習し所蔵する法宝である。)

